2025-07-10

Thu.


◆ ☀️ ⛈️


子供の頃「超能力」とかいって
遠くから じーっと誰かを背後から見つめて振り返らせる
ってな事は誰もがやったりやられたりした事だと思う
かくいう自分もやっていた
というかそれこそ得意技だった
もうほぼ十割の確率でなぜかみんな振り向くから
面白くて時々やっては戯れていた

さて、21世紀を迎えた頃だったろうか 
科学の発達によって 人間が微量の電気信号の伝達で
動いていることが解明された事を知った時には
びっくりしたものだったのだが
それもさることながらなにより驚いた事は
なんと目からも微ッ量〜の電気信号が出ているという事実であった
まさに「目線」である。と、とても驚いたとともに 
あの「超能力」ってホントに何かを感じとって振り向いていたのかも、、、?
とストンと腑に落ち科学の進歩に膝を打った

最近 夜中に裏庭で腰かけて一服してる際に
目に入った虫を見るともなしに見ている
そんな時に何度か経験した事がある
あれはなんという虫なんだろうか 
とてもとても小さい虫 蜘蛛の子なのかな 
時々目線が合うとピタッと止まる時があって
目線を外した途端にいなくなっている 
あるいはこっちが腰を上げるまでじっとしたままでいる
人間の気配や何かしらの音を感じたのかもしれない
と思ってやり過ごしていたけど 
二度三度どころじゃない回数で起こると
(ひょっとして微量の電気信号を感じ取っているのでは)
と少し気になって来た 
何度かそんな事があったあと 
今度は時々ダンゴムシとの間にも
その状況が続いて起こる事があった
おっダンゴムシ、と見たら止まる 
ややあって目線を外すといなくなっている
もしくは動き始める、、、
そりゃあ彼らにとってみたら我輩の一挙一投足によって
人生が大きく左右するのだから
それはそれは常に感覚を研ぎ澄ましているんだろうし
あわてて逃げ出して目をつけられるより
じっとしてやり過ごすのも生きる知恵なんだろうけれども
そもそもの彼ら虫たちの未知なる能力のポテンシャルの高さを考えると
なるほどコレはひょっとしたら
ホントに目から出る電気信号を感じているのかもしれない
、、、と おっとっととキワまで思い巡らしたところで
熱くなった人間はあわててエアコンが効いた部屋に戻るのであった

しかしなんなのだろうか
ホントにただの偶然なんだとしても
昆虫あなどるべからず
電気信号なんて関係なくって第六感どころか
第七感とか第八感とか未知の能力なのかもしれないし
何にせよその微ッ量〜な電気信号をがっつりキャッチしてるとしたら
超能力どころじゃない量り知れない力量だと思う
そして そうだとしたら彼らの住んでるその世界たるや
いったいどんな景色なんだろうか、、などと興味は尽きない

一服している間は五分間くらい
たいていは頭は空っぽにして空か木の葉っぱを眺めているが
五分間で のんびりこんな事を考えている事もある



シリーズ・夏の一服
『裏庭の超能力』
タケイグッドマン


ps. レアルとPSGの試合を待っている間の真夜中に
      急にエッセイみたいなの書いてみたくなりまして、、、笑笑

pps. ちなみにもちろんほとんどの虫は目線の先で止まる事はない 




 サマージャム クボタリミックス